top of page
インテリアデザイン

成分分析表の見方

1.精油にはGC/MS(ガスクロマトグラフィー質量分析法 Gas Chromatography/ Mass spectrometry)による高精度成分分析がされています。

2. フランス語と英語で記載されているものが多いです。

3.成分のピーク波形と成分特定の分析結果波形データがあります。

​4.EU化粧品規則指定の26種の香料アレルゲンの含有量を分かり易くまとめています。

成分分析データの見方1.png

①精油データ

植物学名、ロット番号と未開封時有効期限、一般名、CAS番号、原料原産地、生育要件、生育段階、抽出部位、抽出方法、特性成分、残留農薬試験結果
 

詳細は下部にて補足

緑のマーク:ヨーロッパ薬局方規定残留試験に合格

②ガスクロマトグラフ

グラフの横軸:テストする精油が注入されてからの経過時間
グラフの縦軸:検出された成分のピークタイム
このグラフのデータは④の表で数値化されています。グラフと表のデータが一致していないものは、偽造データの可能性があります。

③分析条件
分析システム、キャピラリーカラムの種類や長さ、太さ、分析器の時間と温度設定、キャリアガスの種類と圧力、試験する精油をどのように希釈するなど、分析条件が記載されています。

 

成分分析データの見方2.png

④特定された成分とRT
Pics:検出された順番

TR:試験設定を行い試験精油、ガスを注入してから成分が検出されるまでの時間を保持時間(TR:Time Retention, 英語ではリテンションタイム)と言います。どのタイミングでどの成分が検出されたか、そして試験した精油に対してどのくらいの割合かが検出された順番に記録されています。そのデータは②のガスマトログラフィーと一致しています。

⑤⑥香料アレルゲン
検出された成分と量のうち、香料アレルゲンに当たるものを分かり易く書いています。

⑦精油データ2
比重、屈折率、旋光度、発火温度を記載

比重、屈折率、旋光度については数回に1度のみのテストとなります。テストを実施していない場合は「今ロットでは未実施のため、以前のデータをそのまま記載」と記載しております。

発火温度についてはテストは行わず一般データを記載

⑧再成分分析結果との照合

これはないのが普通です。
 

①精油データについて補足

成分分析表ページ1.png
bottom of page