top of page
  • Black Facebook Icon
  • Black LinkedIn Icon
  • Black Twitter Icon
  • Black Pinterest Icon
アンカー 1

 アロマと精油の基礎知識

AdobeStock_266987148.png

 

精油の選び方

 

◆二名法による植物学名、分類

◆ケモタイプの精油の場合、特性となる化学種がはっきりしているか

◆精度の高いGC/MS分析によるロット毎の成分分析表があるか

◆精油の特性成分とその含有率(%)が適切か

◆成分分析表にロット番号の記載があるか

​◆蒸留部位も正しいか

​◆蒸留方法は何が使われているか

◆精油の情報を手に入れよう

​ 

葉っぱ茶色.png

二名法による植物学名、分類の確認

ユーカリ・グロブルス

二名法:Eucalyptus globulus

特性成分:1,8-シネオール、a-ピネン、グロブロール

ユーカリ・ラディアタ

二名法:Eucalyptus radiata

特性成分:1,8-シネオール、α-テルピネオール、リモネン

葉っぱ茶色.png

精度の高い成分分析表が確認出来るか

7Melaleuca-alternifoliaティーツリー.jpg

各精油には、「この成分が何%以上入っていないとその精油の効果を呈する精油とは言えない」、「この成分が〇%以下でないといけない」という成分がいくつか存在しています。成分分析表を見れば確認することが出来ますが、購入ごとに本当に一致しているかなどとすべて調べていると大変なので、現実的には成分に問題があれば販売しないと信頼できる精油メーカーの製品を購入して調べない方の方が圧倒的に多いだろうと思います。

ですので、地球資源保護の観点から、成分分析表を添付せず要求された時にPDFファイルで送信しているメーカーもあります。

​弊社では、成分分析表閲覧サイトにて購入者は閲覧が可能です。

HECTのページにて詳しく触れておりますが、ローズマリーやタイム、ラヴィンツァラなど、二名法による生物学的分類や名称が完全に同じでも、産地や生育要件、蒸留部位によって特性成分が変わるケモタイプです。その精油を構成する、含有されているべき重要な成分のことを「特性成分BS(Biochemical Specificity)」(天然有機化合物成分)あるいは「Chemotype(ケモタイプ)」と呼び、購入の際にどのタイプなのかを確認する必要があります。

しっかりとした精油メーカーの場合、ケモタイプの精油に関しては箱やラベル、名称に特性となる化学種が分かり易く明記されています。

特性成分の確認

葉っぱ茶色.png
ボーダー2.png
植物学名Salvia rosmarinusの特性成分例
葉っぱ茶色.png

例)ローズマリーBSベルべノンの特性成分

α-pinène 39%, acetate de bornyl 6%,1,8 cinéole 4.8%, Camphre 8%,Verbemone 5%

例)ローズマリーBS1,8シネオールの特性成分

1,8 cinéole 44%、α-pinène 14%、Camphre 12%

ロット番号の確認

ロット番号が入っていない成分分析表は、現在の精油の成分分析表ではない可能性があります。また、精油瓶に記載のロット番号と成分分析表記載のロット番号が一致しているかもご確認ください。

葉っぱ茶色.png

抽出部位の確認

ビターオレンジ  ・・・      葉ならプチグレン・ビガラード精油、花ならネロリ精油、果皮ならオレンジ精油となります

葉っぱ茶色.png

抽出方法の確認

​スイートオレンジ、ベルガモット、レモンなど柑橘系の精油は圧搾法にて精油が抽出されることが多いのですが、水蒸気蒸留法で抽出された精油がないわけではありません。水蒸気蒸留法の精油だと圧搾法とは成分が異なってまいりますので、念のためチェックしたほうが良いでしょう。

 

葉っぱ茶色.png

​品質管理基準を用いているか

アロマテラピーの精油には、いくつかの品質管理基準が存在します。

日本国内に輸入した会社が独自の基準を付加している場合があります。

以下の国際的な品質管理基準の表記が無かったとしても、その製造会社や販売元の方で以下に該当するような品質管理基準を持っておられ厳格に守られているのであれば問題はないかと存じます。

​実際にどのような品質管理基準を持っているか、その販売会社のホームページなどで実際に確認されると良いでしょう。

ボーダー2.png
HECT(Huiles Essentielles ChémoTypées)

アロマテラピー研究家が定義された基準です。

・国際植物命名規約に則った二名法表記

・原料栽培地

・原料生育要件(栽培法)

・原料生育段階(開花時か、成熟状態か、実が付いているかなど)

・抽出部位(根、葉、花、全草など)

・抽出方法(水蒸気蒸留法、圧搾法など)

・成分分析による化学種(ケモタイプ)の特定

・成分分析表が少なくとも販売代理店では閲覧可であること

・蒸留年月日

以上が明確な形で精油の品質をメーカーが管理することが条件です。

​抽出年月日が品質保持期限としてラベルに表示されているものもありますが、メーカーでは蒸留年月日はデータ管理してます。

葉っぱ茶色.png

精油の情報・知識を手に入れよう

精油を選ぶためには、各精油の持つ特有の作用とその適切な使用方法を知る必要があります。

アロマテラピー講座の受講、書籍やインターネットなどでそれらを手に入れることが出来ますが、インターネットや書籍などの場合、必ず「複数の情報」をご覧になられ、情報をご自身で取捨選択・整理されてご利用ください。

アロマテラピーに限らずインターネット上には間違った知識や情報が拡散されていることが多々あり、また、書籍や製品の使用方法説明書に間違った記載がされているのも散見されます。

例えば、精油は目に付着した場合、水で洗うように指示しているサイトやパッケージでの商品説明を拝見したことがありますが、水で洗わないほうが良いです。植物油で優しくすすぐようにしてください。実験により水だけで落とそうとすると更に皮膚や粘膜に浸透することがとある団体の実験により判りました(レポートになっています)。

情報提供としてお勧めサイトを以下に記載致しますが、これはリンク先の情報がすべて正しいことを保証するものではありません。リンク先の情報のご利用は皆様の責任でお願いいたします。ですがある程度参考になる知識が記載されているはずです。

bottom of page