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ローズマリー・シネオール(Salvia rosmarinus 1,8-cineol)

Rosmarinus-officinalisローズマリー.jpg

​【一般名】

ローズマリー・シネオール

​【植物名】

Salvia rosmarinus

​【科目】

​シソ科

​【抽出方法】

水蒸気蒸留法

​【生育段階及び

 抽出部位】

開花時​・全草

​【原料植物産地】

​モロッコ、チュニジア

​【生化学的特異性】※%値は製造元提供の参考基準値

1,8‐シネオール(モノテルペンオキシサイド)40-50%

α‐ピネン、β‐ピネン、カンフェン(モノテルペン)15-20%

カンファー(ケトン)10-15%

​【特徴など】

マリアの薔薇、と言われる事もあるローズマリー。古代エジプトや古代ギリシャの博物学者たちも薬草として多くの効能を語り継いでいます。14世紀のハンガリー王女が使用して、若さを取り戻したと伝わるハンガリーウォーター。主に使われたのはローズマリーとローズウォーターだったというのも有名です。

Salvia rosmarinusは地中海沿岸原産の常緑低木の植物です。

同じSalvia rosmarinus種の中でも観賞用など多くの栽培品種が存在します。さらに、栽培する土地・生育条件によっても精油の含有成分が異なるものがあります。こういうタイプの精油は、ケモタイプと呼ばれます。

学名のみで区別が不可能なため、特徴的な含有成分(生化学的特性成分)を一緒に表記して、区別がつきやすいようになっています。

『学名〇〇〇〇・特徴的な成分名』と並べて表記されるので、

Salvia rosmarinus・シネオール  

となります。

ローズマリーのケモタイプとしては、シネオールタイプ、ベルべノンタイプ、カンファ―タイプが有名でアロマテラピーでよく使われます。

ローズマリー・シネオールは、1,8‐シネオールと呼ばれるモノテルペンオキサイド類が多く含まれるのが特徴です。これはユーカリにも多く含まれるためユーカリプトールと呼ばれていたこともありました。一般的なアロマテラピーで多く使用されます。

 

次いで使用の多いローズマリー・ベルべノンは、ベルべノンと言われるケトン類を含むのが特徴です。成分の酢酸ボルニルとベルべノンは代表的な料理にも向く、はっきりとしたローズマリーの芳香です。

ローズマリー・カンファ―はカンファ―(樟脳)が多く含まれ、取り扱いに注意が必要なためアロマテラピーではあまり使用されません。

​​​※このサイトの説明文の一部は、製造元のホームページより許可を得て翻訳し掲載しております。

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