ニアウリ(Melaleuca quinquenervia BS1,8-cineol)
【一般名】
ニアウリ
【植物名】
Melaleuca quinquenervia
【科目】
フトモモ科
【抽出方法】
水蒸気蒸留法
【生育段階及び
抽出部位】
枝・葉
【原料植物産地】
マダガスカル
【生化学的特異性】※%値は製造元提供の参考基準値
1,8‐シネオール(モノテルペンオキサイド)50‐60%
α‐ピネン(モノテルペン)8‐10%
ビリジフローロル、ネロリドール等(セスキテルペノール)5‐15%
【特徴など】
フトモモ科の高木です。Melaleuca属に分類され、ティーツリーとも近縁種と言えます。俗名はスポンジ状の白い樹皮からペーパーバークとも呼ばれていたりします。
1970年代初頭までは、ニアウリNiaouliは一般の人々には比較的知られていませんでした。もともとはニューカレドニアからマダガスカルとオーストラリアに持ち込まれましたが、アロマセラピーでの利用が広がったのは、その主要な特性とその利用のしやすさを発見した後でした。
珍しいことに1%未満と微量ですが含硫黄化合物も含みます。今日では人気の高い精油の一つです。
ニアウリの精油は、ニューカレドニアのゴメン族の領土で製造されているため、「ゴメノール」と呼ばれることがあります。もともと、この部族の原住民は、特定の傷を癒すためにニアウリの葉を噛んだりして使用していました。この使用法を観察して、フランスの実業家ジュールプレヴェは自国に戻ってから、この植物を研究し、1893年にゴメノールブランドを登録しました。その後、さまざまな派生製品を販売しました。
生育環境によって含有成分に特徴のある2種のケモタイプが知られています。
1,8-シネオールを多く含む、シネオールタイプは一般的にアロマテラピーで使用されます。ネロリドールタイプは、ネロリドールが主成分で作用に特徴があり、注意が必要です。安全で信頼できるメーカーの物で、成分表示されているものでなければ、どちらのタイプか確認できない事もあります。
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