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ジュニパー・ブランチ(Juniperus communis)

【一般名】
ジュニパー・ブランチ
【植物名】
Juniperus communis
【科目】
ヒノキ科
【抽出方法】
水蒸気蒸留法
【生育段階及び
抽出部位】
成熟・実のついた枝葉
【原料植物産地】
ヨーロッパ、バルカン半島など
【生化学的特異性】※%値は製造元提供の参考基準値
α‐ピネン、サビネン、リモネン(モノテルペン類)35‐55%
ツヨブセン(セスキテルペン類)2‐6%
【特徴など】
ジュニパーは、常緑で針葉のヒノキ科の低木です。学名Juniperus communisは、和名セイヨウネズ(西洋杜松)といわれます。北半球に多く生息しており、古い時代から様々な都市で、宗教儀式の薫香として利用され、清浄を保つためや魔除けに使われてきた歴史があります。旧約聖書の一節に、預言者エリヤがジュニパー樹の元で眠ったと書かれています。花後にできる果実ジュニパーベリーは、主にスパイスやハーブなどとして利用され、洋酒ジンの香りづけに使われることは有名です。11世紀ごろに作られはじめ、中世ヨーロッパでは黒死病が流行った時に、このジュニパーベリーの蒸留酒が使用された事が記録に残っています。
精油は、実のみを収穫し水蒸気蒸留したものと、実のついた枝葉ごと水蒸気蒸留で抽出したものがあります。特徴があり、用法により使い分けることで、それぞれ良さを生かす事ことができます。α‐ピネン、リモネンなどのモノテルペンが豊富で、スッキリとして自然体でいることをサポートしてくれるような香りです。
※このサイトの説明文の一部は、許可を得て翻訳し掲載しております。
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