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シナモン(Cinnamomum verum/Cinnamomum zeylanicum)
【一般名】
セイロンシナモン
【植物名】
Cinnamomum verm/Cinnamomum zeylanicum
【科目】
クスノキ科
【抽出方法】
水蒸気蒸留法
【生育段階及び
抽出部位】
成熟・樹皮
【原料植物産地】
スリランカ、中国、マダガスカル
【生化学的特異性】※%値は製造元提供の参考基準値
シンナムアルデヒド(フェルンプロパノイドアルデヒド)65-70%
オイゲノール(フェノール)10%
【特徴など】
シナモンは熱帯原産のクスノキ科の常緑樹です。幹に巻く厚い樹皮をはいで利用します。本来、一般的にシナモンとは、スリランカ産のセイロンシナモンであり、上質なものとされます。和名ではセイロンニッケイと呼ばれます。その甘い香りは世界中で古代から利用され、宗教的儀式の使用も多く伝わっています。スパイスの王様とも称されますが、セイロンシナモンC.verumと、カシアC.cassiaは混同して使用されてきたようです。日本に8世紀頃に生薬として伝来しものは、中医学で生薬の桂皮として用いられたC.cassiaカシアと言われる種類のものだったと言われています。また、江戸時代後期に輸入されたC.sieboldiiはニッケと呼ばれ、根皮を利用する種類のもので、日本でも盛んに栽培されました。
精油は、若い枝を含むものから抽出されたものは、特にシンナム・アルデヒド、オイゲノールの含有バランスが良く利用がしやすく、香りも優しいものとなっています。葉から抽出したものにはオイゲノールが多く含まれる為、樹皮抽出の精油に混入されている場合もあり、成分表で割合を確認したほうが安心です。合成のシンナムアルデヒド混入やカシアタイプC.cassiaでないかも学名や成分表での確認が必要となります。
※このサイトの説明文の一部は、許可を得て翻訳し掲載しております。
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