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サンダルウッド(Santalum album)

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​【一般名】

​サンダルウッド

​【植物名】

Santalum album

​【科目】

ビャクダン科

​【抽出方法】

水蒸気蒸留法

​【生育段階及び

 抽出部位】

成熟・心材

​【原料植物産地】

インド、スリランカ、ニューカレドニア、オーストラリア、インドネシア

​【生化学的特異性】※%値は製造元提供の参考基準値

α‐サンタロール、β‐サンタロール(セスキテルペンアルコール)

​【特徴など】

インド、インドネシア原産のビャクダン科で、4~9mほどになる、半寄生性の熱帯性常緑樹です。周囲の木の根に自身の寄生根を侵入させて成長します。精油は、樹皮に近い部分の香りはほとんどないため、心材から水蒸気蒸留で抽出します。和名、白檀といわれるこの木は成長が遅く、上質な精油を得られるまで30年以上かかると言われます。古くから宗教儀式で多用され、私たちにも神仏の近くで自然と触れ合っている香りで、静かに心を落ち着けて神聖な気持ちにさせてくれます。

古くからインド・マイソール産のサンダルウッド(Santalum album)老山白檀は最上級とされ、薬用、薫香、宗教的用途品、調度品などに多く利用されてきました。濫伐で絶滅危惧種なり、保護のため伐採制限、輸出制限がかけられ入手困難となっています。それに代わって、ニューカレドニア産(Santalum austrocaledonium)、オーストラリア産Santalum spicatumの変種がアロマテラピーで利用されています。多少成分はマイソール産のものと異なりはしますが、利用しやすく人気です。

主成分はセスキテルペンアルコール類のサンタロール。とても分子が重いので芳香はゆっくりと感じられるでしょう。時間が経つとしっかりと香ります。静寂と落ち着きをもたらすような、瞑想にはかかせない香りです。瓶から取り出しにくいほどとても粘性が高いのも特徴です。

※このサイトの説明文の一部は、許可を得て翻訳し掲載しております。

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