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ケモタイプとは
ケモタイプについて
植物学名が同じでも産地や生育条件などによって含有成分に大きな違いがあるものをケモタイプと言います。例えば、タイムの植物学名はThymus vulgarisですが、生育環境によって含有成分が全く異なってきます。
その場合、学名の後にBS(Biochemical Specificityの略)やCT(Chemotypeの略)と書いて特徴的な成分が書かれることが多いです。商品名としては、タイム・チモールなど特徴成分が植物名の後に書かれています。ケモタイプの精油として、タイム、ローズマリー、ラヴィンツァラ、バジル、ニアウリなどが有名です。
例:タイムの場合
・Thymus vulgaris BS Thymol=タイム・チモール
・Thymus vulgaris BS Carvacrol=タイム・カルバクロール
・Thymus vulgaris BS Linalol=タイム・リナロール
含有される芳香分子が違うということは、当然効果も変わってきますので、目的に合わせて選ぶようにしましょう。これらの情報が購入時にわからない精油はアロマテラピーでは使用しません。
タイムに関しては、チモールタイプやカルバクロールタイプはフェノール類の芳香分子を多く含むので、使用には注意が必要です。リナロールタイプは子どもにも使える比較的優しい精油です。
また、成分分析をして成分組成を特定した精油をケモタイプ精油と呼ぶこともあります。
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