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フランキンセンス(Boswellia sacra)
【一般名】
フランキンセンス
【植物名】
Boswellia sacra
【科目】
カンラン科
【抽出方法】
水蒸気蒸留法
【生育段階及び
抽出部位】
野生・樹脂
【原料植物産地】
ソマリア、オマーン、イラン
【生化学的特異性】※%値は製造元提供の参考基準値
α‐ピネン、リモネン(モノテルペン)40%
β‐ミルセン
【特徴など】
アフリカ北東部、紅海沿岸が原産のカンラン科の低木。乾燥した土地に生育し、木肌に傷を入れると樹液が滲み出します。2週間ほどで少し固まった樹脂は乳白色で、砂漠の真珠にもたとえられるそう。採集後さらに乾燥させた樹脂を、水蒸気蒸留して精油を抽出します。
フランキンセンスとは、古いフランス語で真実の薫香を意味します。
オリバナムolibanum、乳香とも呼ばれ、ラテン語のlibanum レバノン産の油 または、アラビア語の乳を示す言葉からきたと言われます。カンラン科ボスウェリア属の限られた5種類の木から採集される樹脂の事をいいます。
古代エジプトではミイラ作りに利用されたり、世界中の様々な都市で宗教儀式で用いられてきた歴史があります。キリスト誕生で、最高級の贈り物として、東方の三賢者が、黄金、没薬(ミルラ)と共に捧げた事でも知られます。そして3つからイエスが選んだのも正にこのフランキンセンスでした。
また、女性に身近な逸話としては、クレオパトラも若さと美しさを保つために、フランキンセンスを利用していたという事も話題になり、近年女性にも人気のある精油です。α-ピネン、リモネンなどのモノテルペン類が多く、爽やかで少しスパイシーな香りです。
※このサイトの説明文の一部は、許可を得て翻訳し掲載しております。
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